
MOCHI designの安里望( @nozomi_asato ) です。
永く愛されるブランドづくりをテーマにグラフィックデザイナーとして信州を拠点に活動しています。
今回は、新サービスとして構築中の「ブランディングスタートプラン」クライアント様の制作プロセス第3回をお届けします。
ブランディングスタートプランは見た目だけではなくブランドとしての言葉や行動も一緒に考え、ブランディングの基盤をしっかりと作り上げるトータルサポートプランです。
もりとさとの事業は森林・竹林の整備だけでなく、そこから生まれる林産物等を活用するところまで事業化し、長年荒廃した里山の付加価値をつくり、持続可能で豊かな暮らしへ繋げることを目標とされています。
前回は、スローガン&ステートメントの決定からキービジュアルの提案・決定まで、その制作プロセスをご紹介しました。
前回記事はこちら。
これまで話し合いと提案を重ね決定したコピーとキービジュアルがこちら


これらを作って終わりにするのではなく、一つ一つの行動に落とし込み発信し続けることでブレのないブランドイメージが伝わり認知されていくとMOCHI designは考えています。
ここからはコピーやビジュアルをどう運用していくか、もりとさとがこれから関わっていくであろう人たちとのコミニケーションを想定してご提案した展開イメージや制作規定を紹介していきます。
コミニケーションを助けるビジュアル展開
まずはWEB媒体、グッズ、紙媒体などの展開に合わせてデザイン、世界観を広げてくれるグラフィックやイラストもご提案しました。




キービジュアルで掲げた「暮らす、働く、遊ぶ、全部」というコンセプトを継承したまま様々なシーンでもりとさとらしさを表現できるように考えました。
ブレのないブランドイメージの為の制作規定
次に、MOCHI design以外の人が制作する際に参考にしていただく制作規定を作りました。



キービジュアル、グラフィック、イラストなどのデザイン物はすべて2次使用可能な素材として納品し、納品物と制作規定をまとめた資料を「もりとさとVIガイドライン」として提出させていただきました。

コーポレートサイトABOUTページの制作
展開例と制作規定を進めると同時に、「もりとさと」のことを説明する最初のツールとしてコーポレートサイトABOUTページの作り込みも行いました。
ここでもコピーライターの小林さんに入っていただき、会社としてやりたいこと、今やっていること、まだやれていないこと、の3つを大項目とし1ページにまとめています。
デザインはキービジュアルと同様のトーンで、文章をしっかり読んでいただきたいのであまり余計な要素は入れずに言葉と写真でシンプルにレイアウトしました。




ウェブサイト:https://moritosato.com/about
以上で今回のブランディングスタートプランの全ての制作が終わりました。
ここまでの制作の中で固めてきたもりとさとの「情熱」「言葉」「見た目」「行動」はこれからのもりとさとをつくり上げる大切な要素です。
これらを用いて多くの人に知ってもらい、信頼を獲得していくことでもりとさとのブランドがより強固なものになるはず。これからもりとさとのつくるフィールドや仕組みがどう広がっていくのか、とっても楽しみです。
もりとさとの皆様、ここまで本当にありがとうございました!
次回は最終回。
制作を終えてのもりとさとについて、ご紹介と振り返りの予定です。
【もりとさとについて】
Instagram @mori_to_sato
【クライアント情報】
合同会社もりとさと 様
事業内容 / 森林・竹林整備業、木材、竹の製品化、里山の魅力を伝えるワークショップの開催、山林の資源を使った農作物の栽培、古民家の断熱改修….etc.
事業テーマ / 荒廃した森林・竹林の整備とそこから生まれる林産物活用